ドキュメントエラーコードと対処方法

エラーコードと対処方法

リクエストエラーと文字起こし失敗の違い、エラーの形式、全エラーコードの意味と再試行の判断基準を確認します。

エラーには、APIがリクエストを受け付けなかった場合と、受け付けた後で文字起こしに失敗した場合があります。後者では、文字起こしのstatusがfailedになります。リクエストが通っただけでは、文字起こしの成功は確定しません。

エラーレスポンスの形式

/v1へのリクエストでエラーが起きると、次の形式のJSONを返します。

{
  "error": {
    "code": "insufficient_minutes",
    "message": "Not enough minutes",
    "retryable": false,
    "action_url": "https://transcript1.com/dashboard/billing",
    "minutes_needed": 20,
    "minutes_remaining": 3
  }
}

処理の分岐にはcodeを使い、messageはユーザーへの表示用として扱ってください。messageの文言は変更することがあります。retryableがtrueなら、時間を置いて同じリクエストを再送すると成功する可能性があります。

エラーの種類によっては、retryableと並んで次のフィールドも返します。

フィールド返すエラーコード内容
action_urlinsufficient_minutesプランの契約や分数の追加購入ができるページです。
minutes_needed、minutes_remaininginsufficient_minutes必要な分数と残りの分数です。必要な分数がまだ不明ならnullになります。
supported_platformsunsupported_platform指定できるプラットフォームは["youtube", "x", "tiktok", "instagram", "facebook", "bluesky", "twitch", "dailymotion", "pinterest", "linkedin", "snapchat"]です。
missing_chunksupload_incompleteサーバーに届いていないチャンクのインデックスです。
max_bytesmedia_too_largeアップロードできるファイルの最大バイト数です。
paramsinvalid_requestボディやクエリの検証で返します。フィールド名をキー、その問題点を値にしたオブジェクトです。

リクエスト時に返るエラー

HTTPステータスcode再試行原因と対処
400、422invalid_request不可必要なパラメーターやボディのフィールドがないか、値が不正です。diarizeとsource: "captions"、reuse_recentとwebhook_urlの併用などが該当します。ボディが正しいJSONでない場合も返します。
422invalid_url不可YouTube、X、TikTok、Instagram、Facebook、Blueskyなどの対応リンクを指定してください。ほかに使えるプラットフォームは対応リンクと文字起こしの設定で確認できます。リンクとplatformが合わない場合も、このコードを返します。
422unsupported_platform不可platformに非対応の値を指定しています。
422unsupported_media不可送ったファイルの拡張子は使えません。
401unauthorized不可認証情報がないか、無効・期限切れ・失効済みです。アップロードトークンが無効または期限切れの場合も返します。
403insufficient_scope不可OAuthトークンにtranscriptions:readまたはtranscriptions:writeの権限がありません。
403email_not_verified不可メール認証が済んでいません。文字起こしを作成する前に認証してください。
402insufficient_minutes不可利用できる分数が0、または文字起こしに必要な分数を下回っています。
402no_active_plan不可有効な有料プランがない状態で追加購入しようとしました。ダッシュボードの課金用エンドポイントで返すコードで、文字起こしエンドポイントでは返しません。
404not_found不可指定した文字起こしが見つからないか、別のチームに属しています。
409upload_incomplete不可チャンクが不足しています。不足分を送り、完了リクエストを送り直してください。
409invalid_state不可アップロード待ちの状態ではありません。チャンクの送信やアップロードの確定はできません。
409idempotency_conflict不可同じIdempotency-Keyを、異なるパラメーターですでに使っています。
413media_too_large不可ファイルがサイズ上限を超えています。ファイルのアップロードで上限を確認してください。
413invalid_request不可JSONボディが1MBを超えています。ファイルのサイズ超過にはmedia_too_largeを返します。
429rate_limited可1分あたりのリクエスト数を超えました。Retry-Afterに指定された秒数だけ待ってください。
429too_many_active_jobs可実行中の文字起こし、または未完了のアップロードが多すぎます。Retry-Afterの秒数だけ待ってください。
500internal_error可transcript1側でエラーが起きました。少し待って再送してください。
503service_unavailable可transcript1を一時的に利用できません。少し待って再送してください。

Bearer認証ではなくログインCookieを使うブラウザーのリクエストは、送信元のオリジンも検証します。別サイトから送ると403 forbidden_originを返します。Authorizationヘッダーを付けたAPIリクエストは、この検証の対象外です。

429では必ずRetry-Afterヘッダーを返します。値は、次のリクエストまで待つ秒数です。各上限の値は料金と制限で確認してください。

自動再試行の判断基準

  • retryableがtrueのときだけ再送します。対象はrate_limited、too_many_active_jobs、internal_error、service_unavailableです。Retry-Afterがあれば指定どおりに待ち、なければ再送の間隔を徐々に延ばしてください。
  • 文字起こしの作成(POST /v1/transcriptions)を再試行するときは、同じIdempotency-Keyヘッダーを使ってください。元のリクエストがすでに成功していても、二重課金を防げます。
  • それ以外のコードでは、原因を解消してからリクエストを送り直してください。

受け付け後に文字起こしが失敗した場合

statusがfailedになったら、文字起こしオブジェクトのerror: { "code", "message" }を確認してください。APIがリクエストへのレスポンスを返した後に、処理が失敗することもあります。ポーリングのレスポンス、またはtranscription.failedのWebhookでerrorを確認します。

error.code失敗の原因対処・再実行の目安
media_unavailable動画が見つからないか、利用できない状態です。再試行しません。URLを確認してください。
media_private非公開の動画です。再試行しません。公開投稿、または公開・限定公開のYouTube動画を指定してください。
login_required取得にログインが必要です。恒久エラーとして扱い、再試行しません。
no_audio動画に音声トラックが付いていません。恒久エラーとして扱い、再試行しません。
age_restricted年齢制限で動画を取得できません。再試行しません。代わりにファイルをアップロードしてください。
live_stream配信中、またはまだ始まっていないライブ配信です。配信が終わってから再実行してください。
no_captionssourceがcaptions(字幕のみ)で、使える字幕トラックがありません。source: "auto"または"stt"に変えてください。
media_too_long音声認識で扱える上限の5時間を超えています。再試行しません。音声や動画を分割してください。
unsupported_mediaファイルを読み込めないか、音声トラックがありません。再試行しません。対応するファイルを送ってください。
no_speech発話が検出されませんでした。再試行しません。
unsupported_language音声で使われている言語に対応していません。再試行しません。languageを対応する言語コードか"auto"に変更してください。
insufficient_minutes文字起こしの分数を差し引く時点で、残りの分数が不足していました。分数を追加購入してから再実行できます。
fetch_failedメディアの取得を複数回試しましたが、取得できませんでした。時間を置いて再実行できます。
transcription_failed音声認識を複数回試しましたが、処理に失敗しました。時間を置いて再実行できます。

文字起こしに失敗した場合やキャンセルした場合は課金しません。すでに差し引いた分数があれば、失敗・キャンセル時に元に戻します。

最終更新 2026年10月19日